ブルゾンは襟の形で印象が変わる!?作業ブルゾン襟の種類や特徴、着用シーンを解説!
仕事や屋外作業などをするときに、専用のブルゾンを着ている人も多いかもしれません。ブルゾンは適度な防寒性があり、汚れなどから衣服を守る働きもしてくれます。作業用のブルゾンには、いろいろなデザインの商品が出回っています。
全体の雰囲気をとくに左右するのが、襟の形です。今回は、一般的な作業ブルゾンの襟の種類や特徴、着用に適したシーンなどを紹介していきます。
ブルゾンの襟の定番「オープンカラー」
作業用のブルゾンの襟に多く取り入れられているのが、シンプルなオープンカラーです。オープンカラーは、見返しの上側を外側に開いた開襟タイプの襟です。シャツやブラウスにもよく見られるオープンカラーは、首元をすっきりと見せるデザインになっているのが特徴です。
仕事の場では、このようなオープンカラーのブルゾンをシャツの上から身に付けて仕事をするケースも少なくありません。前ボタンを閉めると襟元からシャツの襟やネクタイが少しのぞくため、ブルゾンのデザインがアクティブでもどことなくビジネスライクな雰囲気があるのがこのタイプの特徴です。
オープンカラーのブルゾンは、外回りのルート営業や視察などでもしばしば用いられています。両胸の部分にポケットがついたタイプは、筆記具などを持ち歩かなければならないシーンでも役立ってくれるでしょう。全体的にデザインにクセがないことから、着る人の顔立ちや体形を選ばない点もオープンカラーのブルゾンのメリットです。『関連サイト|作業服ブルゾン|ユニフォームタウン』
1番上のボタンを閉めて、スタンダードカラーにすることもできます。
カジュアルな雰囲気が魅力の「ドッグイヤーカラー」
垂れた犬の耳のような形の襟がついているのが、ドッグイヤーカラーです。ドッグイヤーカラーの襟にはボタンが付いていることが多く、留めると首元をすっぽりと覆うスタンドカラーのデザインになります。ボタンをはずした状態で身に付けた場合、襟の形がほどよいアクセントになって、スタイリッシュに見えます。
襟の部分だけほかの部分と色や柄、素材などを変えているブルゾンも多く、襟元でちょっとした個性を主張できるのがこのタイプです。作業用のブルゾンの場合は、襟にほかの部分よりやや濃い色を取り入れて、目立ちすぎないアクセントを付けた商品が目立ちます。
ドッグイヤーカラーのブルゾンも、襟元をあえて見せることが可能です。ネクタイやシャツの襟をちらりと見せることで、商談の際にも相手に適度な安心感が与えられます。ドッグイヤーカラーも、オープンカラーと同様に全体的にシンプルな雰囲気です。
ただ、こちらのデザインの場合は、カジュアルな雰囲気が持ち味になっています。ドッグイヤーカラーのブルゾンは、外回りの営業はもちろん、社内の作業にも広く活躍してくれそうです。
防寒効果抜群の「トールカラー」
首まで覆うトールカラーも、作業用のブルゾンでしばしば目にするタイプの襟です。トールカラーの場合、首元までファスナーで開閉できるデザインになっていることが多く、ファスナーをすべて閉めるとハイネックの襟のような雰囲気になります。
襟の部分が最初から立ち襟になっているため、ファスナーを開けて身に付けた場合でも首元がすっきりと見えます。ファスナーを上まで閉めると首元に隙間ができにくく、冷たい空気が入り込むのを防いでくれるのもこのタイプのメリットです。
トールカラーのブルゾンは、スポーティーな雰囲気が魅力になっています。スポーツイベントでの作業、誘導などでは、このようなデザインのブルゾンが活躍してくれます。ナイロンなどの丈夫な素材を使ったブルゾンは、建物内での軽作業はもちろん、屋外での運搬作業や木の伐採作業などにも役立ってくれるかもしれません。
首の後ろ側にフードが付いたブルゾンなら、作業中に急に雨が降ってきたときにもすぐに頭がカバーできます。
アクティブな襟元を演出する「ベースボールカラー」
ベースボールカラーは、襟元に細い襟が付いたタイプです。襟の形が野球選手のスタジアムジャンパーのようなデザインになっていることから、ベースボールカラーと呼ばれています。ベースボールカラーのブルゾンは、全体的にアクティブな雰囲気があります。
ボタンをすべて留めても襟元に圧迫感がなく、すっきりと軽やかに見えるのが特徴です。野球を連想させることから、スポーティーな印象を与えられる点もメリットと言えます。ベースボールカラーのブルゾンは、スポーツシーンでの屋外作業などにとくに適したデザインです。
イベントのスタッフブルゾンに採用されるケースも多く、アクティブな雰囲気をアピールしたいときに役立ってくれます。背中の部分にロゴマークを入れたり、胸の部分にエンブレムを付けたりして、オリジナリティが出しやすいところも、ベースボールカラーのブルゾンの魅力です。
作業用ブルゾンの襟を選ぶときのポイント
自分で作業用ブルゾンの襟が選べる場合は、自身に合ったデザインをセレクトしたほうが周囲によい印象を与えられるかもしれませんね。ブルゾンの襟を選ぶときには、顔の輪郭や身長などがひとつのポイントになってきます。
たとえば、丸顔の人はドッグイヤーカラーのブルゾンを選ぶと顔周りのバランスがよく見える可能性があります。顔が丸いことがコンプレックスになっているときは、輪郭が目立つベースボールカラーやトールカラーのブルゾンなどは、少し難しい選択になるかもしれません。
オープンカラーやドッグイヤーカラーなどのやや大きめの襟が付いたブルゾンは、身長が低い小柄な人でも比較的着こなしやすいタイプです。このような襟のブルゾンは目線が上側に集まるため、実際よりも背が高く見える可能性があります。
トールカラーのブルゾンも、目線を上に集めて背を高く見せる効果が期待できます。身長が高い人は、ベースボールカラーで首元をすっきりと見せるとソフトな印象が与えられるかもしれません。ブルゾンの実用性も、チェックしておきたいポイントです。
ボタンで首元まで留められるかどうかや、フードの有無などはよく見ておきたい点です。仕事の場では、作業する環境を考えて襟のタイプをセレクトすることも大切になってくるでしょう。
襟の特徴をチェックしてブルゾンを上手に着こなそう
ブルゾンに多い襟の種類や特徴を知っていると、自分でブルゾンを選ぶときにも役立つことがあるかもしれません。勤務先から所定のブルゾンが支給される場合でも、自分の輪郭や体形に合うように着こなし方を考えることはできます。
着用するシーンや作業をする環境なども考えながら、ブルゾンを上手に着こなしていきましょう。